質実剛健の豪商!「本間家」って?

日本一の大地主「本間家」


酒田のおすすめスポットといえば、、、

歴史と併せて楽しめる「本間家旧本邸」が

とても人気のある観光地となっています。

 

本間家は日本一の大地主でしたので、

全国的にも名が知られているほど有名なんです。

 

「山形や酒田って何が有名なんですか?」

と聞かれたときに、

「酒田といえば本間家ですね」

と言えば意外と話のネタになることが多いように感じています。

 

特にゴルフが好きな上司や年配の方なら、

「あー本間ゴルフのだね」

なんて話が広がることもあります。笑

なので、地元の若い人にはぜひ、

本間家の話を頭の片隅に入れておいてほしいです。

 

ちなみに、本間家の有名な人物と言えば、本間光丘で、

酒田に光が丘と付く地名があるぐらいなんですよ!

 

いざ、「本間家旧本邸」へ


入り口まで行くと、

伏龍の松と言われるとても大きな松の木がお出迎え。

この松の木は樹齢400年とのことですが、

風情を楽しむとういう言葉がぴったり当てはまります。

 

建物内は撮影ができないので、

写真を見てほしいのに掲載できないのが残念です。

建物の中は実際に見るときの楽しみに取っておいて下さいね。

 

本間家旧本邸に行った際は、見学する順路があるようで、

ガイドさんに色々教えてもらいながら進んでいきます。

 

『本間様にはおよびもないが せめてなりたや殿様に』

と言われるくらいの豪商だった本間家ですが、

生活は質素倹約というところも魅力の1つです。

建物からもそんな魅力が感じられます。

 

武家と商家様式が混在する建物ながら、

豪華さや派手さはそれほど感じにくく、

今では再現が難しい職人技が凝らされているんです。

 

この武家と商家造りの違いは、床板の向きにあります。

進行方向に対し横張りが武家造りで、横張りが商家造りです。

それぞれ意味があって、

武家造りの方は板と板の間に少し隙間があり、

身分の高い方が滑らないようにする配慮になっています。

そして商家造りの方は、

掃除がしやすいように配慮されているんです。

 

この武家と商家造りが一体となっている建築様式は、

全国的にも珍しいものなので一見の価値ありですよ!

 

本間家の別邸「本間家美術館」


「本間家旧本邸」から徒歩15分先にある、

美術館も併せて見たい場所です。

酒田駅からですと徒歩5分ほどの場所にあります。

 

展示されている古美術品の仕事ぶりは、

私のような素人目で見ても気品ような雰囲気が感じ取れて、

見入ってしまいます。

 

こちらは本間家が収集した品を展示する美術館なのですが、

京風の純和風建築「清遠閣」、

庭園「鶴舞園」による庭園美術館としての性質も持っています。

 

庭園の中にある窯では、

民芸品である本間焼が造られているんです。

 

お殿様や明治天皇も訪れた迎賓館で、

庭園から見る鳥海山はとても綺麗で贅沢な景色になっています。

観光しながら美術にふれるなら本間家へどうぞ。